景色

普段は運転席に座っているが、今日はスクールバスの運転手に
ハンドルを譲って、後部座席でゆっくりと外の景色を眺めていた。
しかし、貧乏性だな。
「なんて運転が下手なんだ」叫びそうになった。
やたらあおる。クラッチの接続がスムーズじゃないから
そのたびに体が前後にあおられる。
急いでいるのに、混んでる所に車を付ける。
Uターンスレッドがあるんだから左側を走れば詰まるに決まっている。
いらいらのしっぱなしだった。

さすがに用を終えて帰宅するときは、急ぐ旅でもない。
ゆったり膝を伸ばして、外の景色に見入っていたが
右側の景色がこれほど違うとは思わなかった。
考えてみれば右車線の右側座席は道路の端に当たる。
C5と南高速の合流点なんかは右下を走るスカイウエイや
南高速の混雑振りが手に取るようにわかる。
運転席は助手席側の窓越しにしか見えないからこれが見えない。
C5から空港脇を抜けてSMスーカットに抜け、
コスタルロードにつながるという道も、よく見えた。
わずか1m、座る位置を変えるだけでこれだけ景色が変わる。

ちょっと見方を変えたら、今まで見えなかったものの見えてくるのだろう。
良い経験をした。
三男と家内。運転に気をとられる必要もない。
帰りの1時間の旅は楽しかった。

結果待ち

DNA鑑定がフィリピンでもできるのを知ってますね。
予定としては今日、あがるはずだった。
日本人の父親候補が忙しい人であまり時間をかけていられない。
血液採取したとき、同行したのが父親候補と母親、それに子供
私と私の家内、母親の友達3人。つまり7人
ラボラトリー側から担当医、検査員、事務員の3人、
計10人の大人と血液を採取された子供がいた。

その席上、父親から検査結果をもう少し早く出来ませんかと
医者に申し入れがあった。
「出来るかもしれません。28日に電話してみてください」
電話した。アンダープロセスだという。
2日に電話した。アンダープロセスだという。
4日に父親候補が来るが、本当に大丈夫かと尋ねたら
「医者がそう答えたなら、その日は確定日です」

念のため昨日、家内に電話させた。
「4日に確認をしろといったのであって、検査結果は18日」
困ったような顔で、家内がそう言われたと伝えてきた。
「オレが話す。電話しろ!」
相手が出て、同じ話を繰り返した。
14日は最低、1ヵ月後が検査結果の交付日だという。

そうじゃないだろうと状況を説明した。10人の大人が立ち会っての話だ。
ちょっと待ってくれと相手が代わった。上司が出た。
「予定通り、明日交付します。ただし午後4時です」
コールセンターみたいな答え方をするなって言うの!(苦笑)
これはフィリピン特有の現象だなとおもう。

でも考えたら、私は駄目だといわれても、何故だといえる。
交渉のポイントみたいなものは心得ている。
20年以上もフィリピンに居るのだから、駄目なわけがない、
駄目ならどうするという、次の手もうてる。

でも、ほとんどの日本人は「駄目!」「お前たちは能無しだ!」になる。
フィリピン人はフィリピン人で「駄目?あ、そうですか「で終わってしまう。
言うべきことは言う。フォローアップは適切に。
こんなものビジネスの基本中の基本だ。

Iさんのブログ「フィリピン怪適ライフ」の今朝の記事に
言葉、通じてますかというのがある。
今日も味のある書き込みですよ。ユーモアがあって良い。

ここに書いてる人は別だけど、正直なところ、
ほとんどの在比日本人。言葉が通じていない。
言葉が通じていないのに仕事の話なんか出来るわけがない、
騙されてるんじゃなくて、自分が誤解してるだけという人が多過ぎる。
それと、悪いことに相手にも誤解させる。
日本人特有の意味のない笑いで、あいまいな結論をだし
両方で都合よく考えている。うまく行くわけないよ。

悪いのはどちらかというと知ったかぶりの日本人だと思うけどな。(笑)

*Iさんのブログアドレス http://www.mondai.ph-co.jp/

アダサ元入管局長

入管局長にもいろいろと思い出はあるが、
この人も面白い人だった。
元々は副局長だったのが、10年ほど前数ヶ月だけ局長になった。

豊橋かなんかの金融業者に勤めていた人物が
セブの入管に資格外活動で逮捕された。
たまたま彼がある友人のチラシを持っていて、
そこに入管トラブル請負とあった。
そこに電話してきたのだが、彼には入管の付き合いなどない。
そこで私に依頼が来た。
「どうやって助ける」「簡単だよ」
入管局長の名前でファックスを送って、釈放させた。
サインは偽モノ。(笑)
当時、入管にはそんな豪傑がごろごろしていた。

さて、助けられた件の人物。感激してマニラにやってきた。
そこで、私の仕事を手伝っていた女の子に一目ぼれ。
その女の子をくどく見返りに私に彼の彼女を紹介した。
それが、長男の母親だ。(苦笑)

彼がアジア浪人塾の若宮氏の紹介でデベネシアとくっついて
その紹介でアダサとくっついた。
このとき、彼がやっていたのはM資金の現金化。
日本にあるM資金証書を一旦、フィリピンに運び
フィリピン政府の所有ということにして、日本政府から金を取ろうという
大胆な仕掛けを考えていた。
「そんなものないよ」そういう私に、真顔で説明していたっけ(笑)

その後どうなったかは知らないが、
これにデベネシアがくっついていたことは間違いない。

今回、日本人にアダサが革命資金として400万ドルを要求したという。
アダサ本人は気さくで良い男だ。金を欲しがる男でもない。
組んでいた国軍のナバロ中佐というのは知らないが
アダサは社会は弁護士としても知られているし、
3ヶ月しかいなかったせいもあるが、入管で悪名を残していない
珍しい局長だ。山師っぽいところはあったのだろうが…
それを考えるとデベネシア一派の革命計画はあったのだろう。

今の構図からするとデベネシアはアロヨから離れている。
デベネシアとアキノは従姉弟同士。アキノとラモスの関係は知る人ぞ知る。
本来、デベリアが立つはずだった大統領選でデベネシアを指名したのは
この二人だ。
エストラーダが圧勝して、失脚後、一旦は全員がアロヨ支持に回ったが
今は全員が反アロヨに回っている。
ラモスの影響力も日を追って薄れている。
しかもラモスは知る人ぞ知るアメリカ共和党のシンパで
今回、アメリカ大統領選で民主党が勝つと決定的に影響力をなくす。

政治の世界というのは面白いなぁ
それに、この日本人というのが誰か気になるところだ。(笑)
こんな相談を持ち込まれる人物だ。普通の男ではあるまい。

新しいメイドさん

出身はソルソゴンのマガリアネスという村。年齢18歳。
日本人のような顔立ちで、昔。藤村志保という女優がいたが
あんな感じだ。色が白く、切れ長の眼で、大人しそうな感じだ。

ソルソゴン州はルソン島最南端の州で、サンベルナルジノ海峡を挟んで
サマール島と対面している。
長男の母親がレイテ島の出身で私も何度かバスで行ったことがある。
サンベルナルジノ海峡はフェリーで2時間ぐらいだが海流が早く
海の難所らしい。フェリーの先頭が向いている方向と
向かっていく方向が違うのだ。(笑)
太平洋戦争当時、栗田艦隊が通過したことでも知られている。
当時は正確な海図もなく、かなり危険を伴ったらしい。

ビサヤ、特にサマールは貧しい島として知られている。
対日感情も激しい戦闘が繰り返されたのであまり良くはない。
でも、私はこのあたりの風景は好きだし、人も純朴だ。

家内はしばらく隣の州、南カマリネスに住んだことがあるらしい。
勿論、無医村。歯が痛くなって、医者に行くのに1時間以上もかけて
隣の州のソルソゴンに行ったと聞いた。
「マニラに来るのにどのくらい時間がかかるの?」
「午後1時に出て、到着が午前3時でした」
14時間と答えずに出発時間と到着時間を伝えたのは
計算が苦手なのだろうか。(笑)物静かな娘さんだ。

姉さんもそばにいる。
「居心地はどう?」
ニコッと笑って「すごくいいです」と答えてくれた。

くびれてるよ。ポコチンさん(笑)

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