人のつながり

一つのプロジェクトを遂行しようと思うといろいろな人と関係を持つ。

例えば裁判だが、判事、判事秘書、タイプを打ってもらう事務員
検事、弁護士、駐車場の係員。
判事事務所には5人ぐらいの事務員がいる。
公判に出れば20組ぐらいの裁判が1日に行われるから
少なくとも4・5人の弁護士と知り合いになれる。
この国では裁判=交渉だからネゴシエーターの能力が問われる。

病院に入院する。私も入院したが担当医から始まって
それぞれの専門医がいる。看護婦さんは3交代勤務だから
私の担当がそれぞれ1人でも3人とは関係を持つ。
誰かの手術のコーディネートなどを受けたら
4・5人の医者と親しくなる。

保育園の遠足を企画すれば行く先の施設の営業担当と
細かく打ち合わせをする。人の輪はどんどん広がるものだ。
自分と気の会わない人もいるだろう。
そんなときはそれで付き合わなければいい。
ただ、どんなときでも付き合いは大切にするべきだ。
必ず、自分に返ってくる。

勿論、見返りを期待するわけじゃない。
大切にするということは金を払うということじゃない。
相手を認めて、尊重するということだ。
そうされれば、相手だって嬉しい。
そういう細かい気遣いが人間関係を良くし、
人のつながりを深くし、輪を広げていくことになる。

10年もすれば誰でも相当な人間関係を持っているはずだ。
日本ではコネクションという言葉は
あまり良い意味で使われないが
これこそ、人間のつながりということだ。

それは一方的な利益供与じゃない。
コネクションを旨く利用してなんてありえない。
相手に何かを頼むとき、相手の負担を考え、
それを頼むに足りたことを自分がしてきたかどうか
まず考えることだ。

利益という餌を鼻先にぶら下げて交渉するなんて
子供でも出来る。
もし、そうしたら、餌を与えなければならない。
餌がなくなったら、そのつながりは消える。
人のつながりとは心でつながることだ。
それに気付かぬ人間が多すぎる。
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収入 :食べてはいけるけど将来は不安
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