汚職

出入国管理局が22人の職員を処分した。
内訳は13人が免職処分、5人が1カ月から6カ月の停職処分、
4人が戒告処分となった。
免職処分とされた13人は、営利誘拐、強請、詐欺など
重要犯罪に関与。
国際人身売買組織に関与している疑いがあるとして
ニノイ・アキノ国際空港(NAIA)勤務の入管職員6人の
調査も命じているそうだ。

リバナン局長もやるねぇ。
でも、いつもそうなんだけれど、トップが替わると
利権をめぐって旧勢力の摘発がやられて
結局人間が入れ替わるだけで、汚職は続く。

入管という特殊な省庁だから余計だ。

同じようなニュースで両替詐欺が復活して
そのボスが警察官のガールフレンドだから捕まらないという
情けない記事もあった。

権力を与えるにはよほど厳しい人選をしなきゃいけないが
この国のトップが汚職まみれなんだから
直らないよな。(苦笑)

フィリピン人は誰も政府なんか信じてないし、
自分で生き延びるしかないのに、
それにしては明るくて、人に優しいよな。

うちも貧困?

フィリピン人の71.7%が自身を貧困と考えているそうだ。
今年1月の調査で、回答者の71.7%が現況を貧困と考え
17.9%が貧困ではないと答えたのだそうだ。
61.7%は世帯収入を不十分、36.1%が十分と答えた。
過去3カ月の間に十分な食糧を買えなかった経験をしたのは
63.2%、子供の学費を払えなかったのは66.3%、
交通費がなかったのは60.6%、水道および電気代が
払えなかったのは66.9%、医療費あるいは薬の購入費が
なかったのは68.1%だった。
46.3%が現在の暮らしは1年前に比べ悪くなっていると答え
45.6%は変わらない、良くなったと答えたのは6.1%だった。
仕事に就けない、生計の機会がないと答えたのは44.1%、
40.1%は仕事はあるが十分ではないと答えた。
79.8%は、経済が改善したという政府の発表を信じないという。
(Manila Times)

仕事がないというのは???だが
あとは全部、経験してるぞ、私も…(笑)
家内は冷蔵庫に食料がいっぱい入ってれば幸せだそうだし
学費なんか試験を受ける直前まで延滞だ。
家賃の遅れの言い訳は私の役目だし、電気代なんか
いつも送電停止の最後通告が来るまで先送りだ。(爆笑)

でも最終的には払えている。学校も継続しているし、
保育園も園児が増え続けている。
やりくりが大変なだけだ。
大きくなれば所帯も増えるし、使用人も増える。経費は膨らむ。
午前午後の部に分かれるまではいたちごっこだ。(笑)

でも、うちって貧困家庭かな???そうは思わないけど…

バイク

今日、マニラからの帰り道、いつも気になっているバイク屋を
覗いてみた。
ここは修理屋なのだが、いつも高級バイクが並んでいて
相当に腕がいいらしい。
60ぐらいの親父が咥えタバコでBMWの年代ものをいじっていた。

ちょっとハンサムな男がヤマハの650にもたれかかって
順番を待っている。腰に拳銃が見えた。
「お前、交通警官か」「そうだ」
「お前のバイクいくらで買った?」「6万5千ペソだ」
えーっ!(驚)欲しい…(涎)
「古い奴だからな」
この警官、つまらなさそうな顔でタバコを吸っている。

そこへ野犬狩りが現れた。トラックの荷台に檻を着け、
その折につかまって4・5人が身を乗り出し
投げ縄のような捕獲器を使って見事に捕まえていく。
未来映画の「MAD MAX」の人間狩りみたいだ。

バイク屋の放し飼いの犬が捕まった。
「ワーォ!」見物していた連中が声にもならない声を上げた。

この警官、面倒くさそうにおもむろに腰を上げると
野犬狩りの車の前にゆっくり立ちふさがり、手を上げた。
「オレの犬だ!出せ」
一言、二言、犬は無事に折から出せると、
一目散にバイク屋の店先に逃げ込んだ。
拍手、警官が照れた様に笑って、手を上げた。
可愛い顔だった。かっこいい野郎だ!

それから店の連中と旧に打ち解けた。
「スティングのいい奴がある。11万ペソだがどうだ…」
欲しい!すぐに買える訳じゃないが
これから時々は寄ってみたい店になった。

他山の石

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080218-OYT1T00326.htm

この問題は昔から興味を持っていた。
この問題にはいろいろな教訓があるからだ。

旧ユーゴスラビアはスロベニア、クロアチア、セルビア、マケドニア
モンテネグロ、ボスニアで形成され、チトー大統領の下で
かなり民主的な共産主義国家として成功していたはずだった。

ただ歴史的に見るとこの地域はイスラムとキリスト教国家の境に
位置してスロベニア、クロアチアはキリスト教国家
その他はオスマントルコの支配下にあった次期がある。
北部2カ国が工業立国となり、南部は農業生産を支えた。

南部の国の犠牲の上に北部2カ国の反映があったわけだ。
スロベニア、クロアチアは第2次大戦当時ナチスと組んで
枢軸国側についたし、南部は連合国側に着いた。
この当時はそれぞれが独立していたからだ。

ところが第二次大戦後、強力な指導者チトーの下で
南スラブ人の国ということでユーゴスラビアが成立
しかし、民族的には北部と南部では全く違う状態だった。

つまり、最初から連邦になったのがおかしいくらいの
つぎはぎ国家だった。

講釈はさておき、ユーゴ内乱は北部2カ国の南部切捨てから
始まった。
ナチスに近かったこともあってクロアチア独立をドイツが
率先して支持した。
戦後50年、北部2カ国の優先工業化を支えてきた
南部諸国、特に宗主国セルビアが反発した。

こうして20年にわたるユーゴ紛争が起きたのだが
セルビア国民にしてみれば不公平感がある。
現実にユーゴに行ってみると北部と南部では
収入にも大きな差があって、中国沿岸部と内陸部を思わせる。

これはフィリピンと日本の関係にも似ている。
ここに大国が自分の思惑で関与した。
元々、別々の国をくっつけてみたり、分離させたい
バルカンはいつもそういう歴史を歩まされてきた。

もういいじゃないかと思う。住民を強制移動させたり、
住民を虐殺したり、混乱の火種はいつも大国が作る。
コソボがセルビアから独立したければ
それはせりビアとコソボの問題だ。

EUやアメリカ、ロシアや日本、中国が口を挟む問題じゃない。
また不安定事項が増えて、内乱がおき
武器商人だけがほくそえむ。嫌だ嫌だ!
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