おぞましい電話

しばらく途絶えたいたある人物から電話が入った。
日本の京都からだが、お金持ちのボンボンでアメリカ留学
乳母日傘で育てられ、たくましさの欠片もない。

「松井さぁーん、どうしましょう」
そんなことを言われてもどうしようもない。(苦笑)
彼女ができて、子供が出来て、家を買ってやって、振られた。
こんなことを2回もやってる。
カネを出せば女はなんとでもなると、愛情も掛けなかった。
彼女は買ってもらったマンションにも
彼と係わり合いになりたくないと住んでいないのだ。

日本で仕事もない。フィリピンに来ても仕事もない。
子供に対する愛情があるのかといればそれも全然ない。
相手をしてくれる人間が居ないから寂しいだけなのだ。

親には呆れれれ、親にも余裕がなくなって勘当状態。
財産分与を受けて、それで別の女にマンション購入だ。

1時間も電話をしてくるのだが何をしたいというのでもない。
「どうしましょう」と繰り返すだけなのだ。

「どうしたい」と言うならそれを援助する方法は提案できる。
「どうすましょう」でも散々提案をした。
それを少しも参考にしていない。
一時期、毎日電話があった。
「いい加減にしてください」そういったら
「バカヤロー!お前なんか死んじゃえ」の捨て台詞(苦笑)
それから半年。よく電話してこれるなぁ。

明らかに精神衰弱だから、丁寧に答えているけれど
日本にこういう問題に答える専用窓口があっても良いんじゃないかな。
冷たくして自殺でもされたら後味が悪い。
でも私が出来ることなんて知れてる。

「松井さぁーん」この声を聴いたとき、ゾーっと鳥肌がたった。

静かな夜

田舎に帰っているメイドさんがまだ戻ってこない。
昨日、もう一人のメイドさんが帰郷した。
今日はメイドさんが誰もいない。
代わりではないが、奥さんと喧嘩して追い出された家内の弟が
2日前から居候している。

表の通りは車の音もしない。多くの車が田舎に帰ってしまった。
世界中の時計が止まってしまった。
何かをしようと思っても何も出来ない。

腹だけは減るからこのままでいいというわけではないが
時間はもっとゆっくりと流れて欲しいものだ。

人間にゆとりがなくなって、皆あくせくと動きまわっている。
私だけゆっくりしていると、置いていかれてしまう。
でも本当は、皆がゆっくりすればいいんだよ。

滞在歴XX年さんの超大型スピーカー…
壊れたら直せる。改良も出来る。不格好で扱いは大変だけど、
器械と会話が出来る。この会話が楽しい。

壊れたら問答無用に部品ごと付け替えてしまう。
簡単に直るけれど、音の鳴る原理や仕組みもわからないままだ。
忙しい現代人にはそれが良いのかもしれないが
私はそんな生活は味気ないし、温かみも感じない。

「フォルクスワーゲンが欲しい」
家内が怪訝な顔をする。
でも、あの車、エンジンを載せ替えるのに2時間しかかからない。
スピードは出ないがエンジンルームは広く、自分で修理が出来る。
何より、あの遊びのある局面が暖かい。
わからないだろうな…(笑)


なんだ、これ!

なんだこれ

89歳の老婆が30もの病院から救急搬送を断られて死亡したそうだ。
フィリピンなら到底考えられない事件だ。
フィリピンの公立病院、設備や環境は確かにひどい。
しかし救急受付の方に行ってみるとわかるが、
ベッドがなければ床に寝せてでも治療をしている。

ベッドの点滴を掛ける金具には6個も点滴ビンが掛けられ
ベッドの両側に寝かされている救急患者に点滴を施している。
周りは足の踏み場もない。
医者や看護士は汗みどろで働いている。
医者とは優秀な頭脳を持った肉体労働者なのだ。

この環境が良いとは言わないが、少なくとも医師が
医師の本分をわかっているとは言える。
病院や医師の本分とは患者の命を守るということに尽きる。
それが出来なきゃ、その資格はない。
搬送拒否したのは忙しすぎるから…それが理由だろう。

もしも私が医者なら絶対こんなまねはしない。
勤務中は一人でも多くの患者を助ようとするはずだし、
出来る限り受け入れ、どうしても自分で処置できなければ
処置できる受け入れ先を探す。
少なくとも応急処置だけは絶対にしなきゃならないはずだ。
その上で、その患者が緊急性が在るのなら
緊急性のない他の患者を待たせる。
その患者が死亡したということは一番緊急性が高かった、
そういうことに他ならない。

医療のあり方、医師の倫理感、自分の職業に対する驕り、
システムの不備、いろいろな要因が重なってのことだが
この話、人の命を国や病院がいかに軽んじているのか
いみじくも露呈した形になった。

フィリピンだって医師は足りない。
田舎では無医村が増えている。
だからといって公立病院の受け入れ拒否なんて聴いたことがない。

私立病院は別だが…
それでも医者は積極的に患者を奪い合っている。
医者だって不評を買えば患者が来ない。
緊急患者は確実に自分の患者を増やせるチャンスだと心得ている。
(苦笑)


挨拶

最近、会う人毎に「ブログ、読んでます」とか
「ブログ、頑張ってください」みたいな挨拶をされるようになった。
嬉しいことだし、一方でプレッシャーがかかる。
なら止めればいい…止められない。
何故? やりたくてやってるだけなんだから…

これがすべての人の行動の原理なんだと思う。
金を儲けたい。金を儲けてどうするんだ…○○が買いたい。
何かをしたいから、何かをしているだけだ。(笑)

以前にも書いたことだが、ブログを書く様になって
意見を書こうと思うと、オレはそれに対してどう行動してる?と
自分に問いかけることにもなる。
書くと、自分の行動がそれによって方向付けられる。
それは面倒だといえば、確かに面倒なのだ。

人に腹を立てても良いが、同じ事を自分がやったら
何を言ってるんだとなる。
子供の事なんか特にそうだ。
間違っても感情で怒ったり出来なくなった。(笑)

浮気なんか、とんでもない。
世界一だと公言している女房がいるくせに、浮気なんて
出来るわけがない。(汗)

こうして自分で自分を制限していると、実に面倒くさい。
それにプラス、意見を書き込む時間も、
人の意見を読む時間もかかるし、
人の意見を考える時間まで必要だ。

でも、この1年半、続けてきた。
最初の半年間は動けないもどかしさを埋めるために…
それからは人との触れ合いを楽しむために…
1年半たって裸になった。
そしてこの裸でいることが実は一番楽だと気がついた。

今後もブログは書き続けていきたい。
右に振れ、左に振れ、言いたいことを一貫性もなく書き綴る
私が私であることをいろいろいろな角度から
自分自身で検証して行くことが出来る。
そして、それが私が私らしく生きる
一番楽で、一番心地よくて、一番有効な方法の一つだと
思えるような成って来たから…

今後もよろしくお願いします。





衝撃

ベーナズィール・ブットーが暗殺された。
タリバーンのアフガニスタン制圧に力を貸したとも言われる元首相だ。
まだ55歳ぐらいだろう。ハーバード、オックスフィード両校で学び
父も首相、軍事クーデターで処刑されている。
コリーが大統領になるのに前後して首相になった。35歳だった。
外遊中にムシャラフのクーデターで英国亡命。帰国したばかりだ。

亡命はベニグノ・アキノに似た経歴だが、凄さが違う。
父を処刑され、不屈の闘志で首相に上り詰め、クーデターで追われ
また帰ってきた。
道半ばで倒れたが、イスラム過激派の犯行だろうか。

女が政治の場に出るべきでないというタリバーンの立場に応えるため
パキスタン軍をアフガニスタンにタリバーン援軍として出した。
タリバーンがパキスタンに根を張ったのはブットーのおかげだともいえる。

帰国後、ムシャラフろ和平交渉を行ったのが原因のように言われるが
立候補していた前内務大臣もテロの標的になっている。
おそらくはアメリカCIAとムシャラフ一派による野党切り崩しだろう。

中東、アフガン、パキスタンは混迷の度を深める事になった。
パキスタンはこの後、野党ならシャリフ以外の選択肢はない。
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