目が覚めると

長男の朝が早い。
6時半ごろには学校へ出かけてゆく。
私が床につくのはいつも2時ぐらいだから、
長男が出かけていくのを見送ったことがない。

帰宅するのは夕方の5時。夜の9時には眠ってしまう。
もっと遊んでやりたいなといつも思っているのだが、
彼は私と遊んでいるより、
兄弟と遊んでいるほうが楽しいのだろう。
それほど寂しそうではない。(笑)

私が勝手に気にかけているだけなのだが
眠っている顔を見ると、もっと何かをしてやりたい、
スクールバスなんかやめて私が送り迎えをしてやりたい。

3歳の頃、スクーターに乗せ、どこでも連れ歩いていた。
そんな濃密な親子関係が懐かしい。

でも子供は子供、彼なりに彼の社会が出来つつある。
末子が私にまとわりつく。
肩車をしろと背中をよじ登ってくる。
それを見ている長男が寂しそうに見える。

肩車してやりたいよ。でももう重くてかなわん。(汗)

もっと愛を与えてやりたい。親って、どうしようもないな。

痛快

私に直接関係するわけではないのだが、
今度の参院選、日本の将来を占う上で重要だと思っていた。
しかし、見事に自民党が惨敗したものだ。(笑)
受け皿というのが民主党というのが気にいらないが、
これで政党再編成の嵐の予感がする。

天気予報では今夜の東京は嵐らしいが…
11時現在、残り20議席で自民党は30議席
橋本総理のとき44議席で責任を取って退陣。
宇野総理のとき36議席で退陣。
40議席ぐらいで落ち着くのだろうが、
シンゾーは辞めないという。
どちらにしても長期政権は望めまい。

しかし見事に負けたものだ。(笑)
日本人も、あるいは選挙制度そのものも見捨てたものじゃない。

しかし痛快だ。

バカな日本人

「マツイさーん、どう思います、これ!」
そういって日本から電話をかけてくる日本人がいることは
以前にも書いた。
援助交際がどうの、フィリピン女性がどうのと取りとめがない。
別にクライアントでもない。
くだくだと埒の明かない話をして、アドバイスを求めるから
してやっても聞きいているのでもない。
またおんなじ話をしてくる。

本当かどうかは知らないが、年齢40歳超、防衛医大を中退し、
アメリカの大学に留学、ヘリとセスナの免許を取った。
今は塾教師だという。
フィリピンの二人の女性との間に三人の子供がいて、
一方には1000万ほど投資して事業に失敗。
もう一方には二人の子供にコンドを買ってやったのだそうだ。
この二人とは結婚していない。

自分は日本で援助交際三昧。誰からも相手にされなくなって
孤独感を感じているらしい。
だからフィリピンに来て両手に花で暮らしたいようだ。
しかし、もう金はない。

父親は亡くなり、母親に勘当されたという。
フィリピン人はサルだといってはばからないし、
そこに2000万を越す金をばら撒いているのだから
母親も匙を投げたのだろう。

聞けば金のために自分の言うことを聞けと相手に要求してる。
相手が出した条件はどっちか一人に決めろという。
こんなこと当たり前だ。後は選ばなかった母親の子供の
生活費を出してやるだけだろう。
サルだといってるフィリピン人だってそのくらいのことはする。
お前ら貧乏なんだから俺の言うことを聞け。
「そんなことがわからないんですかね」
彼は言う。

「自分がそういう要求をされたらどう思いますか。私の家内も
子供もフィリピン人ですが…」
「だって馬鹿だから、植民地になったんでしょう。
サルのくせにえらそうなことを言うなって言うんです。」
切れた。
「そうじゃないでしょう…」
「そうですよ」
気が付いたら怒鳴っていた。(苦笑)

「お前なんか、誰にも相手にされないよ」
彼はそう毒づいて、電話を一方的に切った。
私が頼んだのでもない。
友達に相手にされず、母親にまで感動され
どこをたどってきたのか知らないけれど、
電話をかけてきただけの男だ。
何でこんな馬鹿にこんなこと言われなきゃならないんだ。(笑)
昨日まで「相手をしてくれるのは松井さんだけです」
そう言っていた奴なのに…

粘着質で病的で、それでも丁寧に電話の相手をしてやってきた。
遺産が母と姉が独占したと言っていたが
何で遺産なんか欲しがるんだ。
「どうしたいんですか」
「松井さん、どう思います」
私がどう思っていようと関係ない。
財産保全の要請があればそうするし、依頼人の利益を図るのが
私の仕事なんだから…
でもはっきり言って、子供はあんな父親ならいないほうが良い。
仕事を請けることもないだろうが、
最近の日本人、どうしちゃったんだよ。

わずかばかりの金でしか自分の存在を確認できない。
それもままならなくなると政府や人のせいにする。
さらには礼儀も知らない。
両親からすべてを与えられて、それが当然。
日本人だから…
何もないところから立ち上がってごみ拾いしている
フィリピン人のほうが余程人間的で立派だだ。

本当に不愉快な奴だ。

家計圧迫

友人の娘が悪魔憑きになったとかで10日も入院した。
彼に頼みごとがあったので入院費を立て替えてやったのだが、
当然のように返ってこない。
他にもいろいろあって、計三万五千ペソぐらいが
返ってきていない。
それやこれやで月末の家計を直撃している。(汗)

そこで今日の夕食はありあわせの煮込みうどん。
久々に料理の腕を振るった。
中国製の乾ししいたけを戻して、昆布でだしをとり
味噌に味醂や隠し味の固形スープで味を調え…云々
とにかく冷蔵庫に何も入っていないのだから。(苦笑)

今夜あったのは調味料と乾物だけ。
乾燥しいたけ、冷凍庫にハムと鶏肉少々。
それに梅干とジャガイモがあった。

明日は朝食にシリアル、昼食にハムエッグ。夜はコロッケ。
あさっては朝食にシリアル、昼ざるそばに、夜は梅巻きとかっぱ巻き。

私だとまだ4〜5日先までのメニューが立てられる。(笑)

水曜日には少しまとまった入金も期待できるし、なんとかなるっぺ!

ところでフィリピン人というのは貧乏暮らしの知恵に
長けているのかと思いそうだがそうではない。

例えば肉の少量:
日本の主婦なら一人当たり何グラムと適量を使うが
フィリピンはあるったけ使う。
パックされていると全部が一回の調理量だ。

余った分は誰かが食べているのだが、
「飯を食べてけよ」
これは本当に余ってしまうのだろう。(笑)

今後のことを考えてメイドさんにレシピを作って渡そう。


生き方

いろいろな生き方があるのだと思う。

村上世彰や堀江貴文のような金を求める生き方もあるのだろう。
マザーテレサのような奉仕にささげる生き方もあるし、
山口二矢や坂口弘のように思想に順ずる生き方もある。

名を成す人もいれば、埋もれたままの人もいる。
こういう自分でも生き方が変わった。
生き方なんか人生一貫しているわけでもない。

風の吹くまま…飄々と生きていられたら良い、最近はそう思う。
自分から何かを求めるのでもなく、
何にかが起きたら、それから考えればよい。

衣食住だけは確保しておかなければならないけれど
それも贅沢である必要もない。

最近、少し優しくなった。
少しだけ、皆が心を開いてくれるようになった。
安らいでいる時間が少し増えた。

ところで今日、素敵な光景を見た。
白人女性、でもそう豊かではない感じの母親が
息子の学校の近くで、自分の息子と歩いていた。

息子が小用を催したのだろう、
学校の塀に向かって用を足していた。
その後、二人はタクシーに乗って立ち去ったのだが…

タクシーに乗った後に子供の赤いジャケットが残されていた。
それを見つけた子供が駆け寄って拾い、
持ち去るかなと思ったら、門の前の売店に預けて去った。

まもなく母子が帰ってきて探していたが、
売店の男性が手招きして母子を呼んで手渡ししていた。

私がタバコを一本吸い終わらない、わずか数分の出来事だが
思わず微笑んでしまった。
再びタクシーに乗った少年と目が合ったので手を振ったら
笑って振り替えしてきた。

ほんの数分のすぐ忘れてしまうドラマだが
切り取ったら素敵な絵になるシーンだと思った。

日本なら当たり前のことだが、
違っていたのは誰もが微笑みながらこれをしていた。

こんな光景に埋もれて静かに生きるのが良いなぁ。


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